織機から産業機械へ
ここ北陸では古くから繊維関係の企業が数多く存在し、今現在も様々な企業が活躍されてます。
織物業から織機機械産業が発達し、衣類のみならず特殊シートや漁網など多岐にわたり様々なモノが織機より作られるようになりました。
弊社は、織機などに組み込まれるローラやシャフトの加工からスタートしています。様々な産業が発達してきた現在では長尺加工品は織機のみならず、様々な分野の設備に必要となっています。
弊社もこの長尺加工の技術が他の分野でもお役に立てないかと考え、技術を磨き、今では産業系設備や搬送設備、食品系機械、建設分野、工作機械など様々な場面で弊社の加工品をご利用いただくまでになりました。
お取引先も北陸周辺から徐々に広がり、現在は日本全国のお客さまに日々加工品をお届けしてます。
6つの強み
長尺加工に特化
金属加工において長物(ながもの)の加工は世の中には必要不可欠です。
しかし、元々加工できる企業が少ない「ニッチ産業」の分野でもあり、昨今の事業継承などの問題から加工先は減少傾向となっています。その中で弊社は「長尺加工専門」として対応しております。
旋盤加工とフライス加工の両方に対応
長尺加工には専用の設備と特殊な加工の知識そして経験、ノウハウが必要です。
旋盤加工とフライス加工どちらかの対応は可能というところが多い中で、その両方を対応できる設備を兼ね備えております。
長尺加工特有の難題にも独自の解決策
パイプ材や引抜材などは製造工程で発生する応力を含んでおり、切削する際に短い素材であればそれほど問題にはならないのですが、加工長が長くなるほどに応力バランスが崩れてきます。
その結果、加工中に素材が曲がってきてしまうことがあります。また、加工による素材と刃物の切削抵抗による共鳴が素材表面にビビリ(素材表面の波模様)となって表れてくることもあります。
このような長尺加工における特有の難題も、サンキ工業では固定振れ止め、移動振れ止めのほかに、独自の加工技術で解決しています。
また、加工するワークに歪みがある場合、その歪みのために加工が困難になる場合もありますが、弊社ではこの問題に対しても、歪み取り機を設置しあらかじめ曲がり取りなどを施すことで解決しています。
小ロット対応
長尺加工かつ小ロットもお任せください。
旋盤の設備は小ロット向けの汎用旋盤と量産品向けのNC旋盤があり、それぞれの優位性を考えながら対応しています。小ロットだと発注先が見つからない、または断られる、見積りももらえないというご相談もよく頂きます。
弊社では受注全体の約半数は5本以下の小ロットです。また新規案件も多いため毎日違う内容の加工をしたりしています。試作や短納期のご要望にも柔軟にお応えしています。
また、量産品についてもご相談ください。1500㎜以上のワークの加工なら、どこよりも低価格で量産できる自信があります。
コスト削減対応
部品コストを抑えたいがどうしたらよいかわからないといった場合にも、経験とノウハウで最適なご提案を致します。
素材の選定から製作方法を考え、精度的に過剰と思われる部分は加工を省くなどといったご提案を致します。特に量産品の場合はわずかなコストの積み重ねが大きな差となってきます。
日本全国に発送対応
15年前ほど前から、少しづつ県外からのお問い合わせをいただくようになりましたが、長尺品は形状の問題から製作ができても発送が難しい場合が多く、高額なチャーター便を使わざるを得ない状況でした。
シャフト1本送るのに製品以上の運送費がかかることもあり、予算が全く合わないため受注に至らないことも多々ありました。
今では、数社の運送会社様にご協力頂けるようになり、基本混載便で比較的安価に発送が可能となっています。もちろん重量がある場合はチャーター便でも対応可能です。
組み込まれる機械部品が「長いモノ」であれば弊社の出番です。分野は問いません。最新の加工技術を駆使し高精度かつ効率的な製品を提供し、お客様の満足に確実に応えます。